事の発端は
先日、資格をとったスクールの先生からお仕事の依頼をいただいた事でした。
興味がある内容だったので、プロジェクトに参加したい旨と「拘束時間はどれくらいですか?」と質問をしました。
私の中では何の気なしに言ったことが先生の琴線に触れたのか
「拘束時間って言い方…」と言われ、
結局他の方に回ってしまうことに。
これだけが原因ではないかも知れませんが、私にはどうしても言葉のチョイスが先生の価値観と合わずに外されたようにしか考えられませんでした。
それと同時に、とんでもない瞬発力で殺意のような物が湧いてきたんです。
瞬間湯沸かし器のような怒り!笑
「は?うっざ!何だこいつ。何様だよクソが」くらいは0.3秒くらいで頭をよぎりました笑
勢いで暴言吐いてブロックしちゃうトコでしたが、はたと立ち止まり
何だこの強い感情は?と、とりあえず怒りは一旦置いといて、私は何にこんなに怒っているんだろう?と探ってみると
ウチのお姉ちゃんに物言いがそっくりだったんです。
それ、どうかと思う
何で気遣えないの?
お前のそういうトコだぞ
そんな否定を30年近く受け続けてきました。
何でだ?と考えた時に、自分で自分を否定するように組まれたこの手の言葉が大っ嫌いなんだと気が付きました。
言ってる側は、やんわりした物言いですが、明確な根拠なく「お前の何が悪かったのか考えろよ」と言ってるだけじゃないですか
(自分が気に食わなかっただけなのに!)
「自分が気に入らないから止めろ」「直せ」と言ってもらえれば、私にも従うかどうかの選択肢があるのに
「胸に手を当てて考えろ、どうかと思うぞ」と言われたら
有る事無い事いろいろ考えてしまって、自分を否定しなくて良いところまで、心配しなくて良いところまで考え込んでしまうと思うんです。
私はずっと、自分は世間知らずで常識知らずの、仕事も続かないろくでなしの社会不適合者だと思いながら生きてきました。
それでも自分が悪いと心から思えない、でも続かないんだから私が悪いんだと悩み続けてきました。
私は、
・納得いかない暗黙のルールや、無意味だと感じる制度に対する対抗心
・同調圧力に対する嫌悪(誰しもが多少感じているとは思うのですが、組織に1年半いれれば上出来レベルの我慢のなさです)
・目上に対する期待値の高さ(目上の人は人間関係で決して間違いを犯さない、さぞ素晴らしい人格者なのだろうと思い込んでいる)
等から、中々仕事が続きませんし、先生ー生徒のコミュニティも苦手です。
みんなが信者みたいに見えて、気持ち悪くなってしまいます。
何でそんなに闇雲にイチ人間を信用できるのか、委ねられるのか疑問なんです。
でも、私もそれをしてみたい、どんなに気持ちが良かろう
どんなに安心できるだろう
素直に目上の人に頼って、信用できるのってどんな気持ちなんだろう
羨ましくてたまりません。
そして、私はいつも心の師匠を探しています。
誰もそんなクソでかい感情でやってないとは分かっていても…
誰にも気を遣いたくない思いと、目上の人に可愛がられたい思いと
人に選ばれたい渇望と、こんな私は誰からも選ばれないんだという自己否定を繰り返しています。(受験も恋愛も家族の愛も自由も、自分が望んだものが手に入ったことはありません)
一方で、私はかなり自分をシスコンだと思っています。
今までの人生、お姉ちゃんと二人暮らしをしていた大学4年間が一番キラキラした思い出です。
私の人生の原動力は、お姉ちゃんの苦しみ悲しみ葛藤を取り除くことでしたが(仕事を決める時や人生の目標を振り返ると、いつもお姉ちゃんがいます)
そんなお姉ちゃんも結婚し、私には大きな喪失感だけ残りました。
母は私を理想の良い子、だけど感受性豊かで攻撃的だと思ってます。(単身赴任の父の代わりに母の子守りをしたのは私)
父や祖父母とは疎遠感があります。心配かけまいと良い子にしてきたので、愛されてるのは分かっていても何を話して良いのか緊張します。
姉は私を暴れん坊、自己中だとよく言います。憧れの女王様に否定されてる従者みたいに感じる
妹には申し訳なさがあります。私の荒れ狂う感情をや理不尽な欲求をぶつけてしまいました。
家族の中に私を理解している人はいないと、ずっと孤独です。
この自己否定の瞬間湯沸かし器は、どうしたら治るんでしょうか…?
みそこさんのご質問にお答えする前に、ご相談の内容を読んで、みそこさんのとても繊細なところや感受性の豊かなところがとても表れてるなぁと読ませて頂きました。
この部分をまずは踏まえた上で、私からのおこたえを読んでいただけると、伝わりやすいかなと、思います。
怒りは感情の蓋と言われるけれど、その蓋の中身はなんだろう?
みそこさんの今回一番気になっているところは、
●瞬間湯沸かし器のようにすぐにカッとなってしまうところを直したい。
●相手の言葉に自分を否定してしまう癖をやめたい。
という2点だと思うのですが、この2つは先程お伝えしたみそこさんの持つ魅力の裏側ではないかなと思います。
まず一つずつみていきましょう。
https://ameblo.jp/yuka-counselor/entry-12757782625.html
兄や姉、親といった、幼い頃に間近で見上げていた年上の‘大人な’存在の影響力は大きいものです。
その頃の感覚って、意外といつまでも抜けずに持ち続けていることも多いのですが、人生に不具合が起こったなら、それはもう、アップデートのし時です。
子どもの自分には、完璧で立派に見えていた人も、ただの人だったんだと気づくことができれば、その人の未熟さも、その人を完璧と思いこんでいた自分のことも許すことができます。
▽アップデート法はこちら
https://www.aikoingk.com/entry/cocoro-marche05082022